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食物の摂取によりアレルギー症状が出現する場合を食物アレルギー(食品過敏症)というが食物アレルギーの3大原因物質と言われる卵、牛乳、大豆を中心に、食物アレルギーの原因は小麦、米、ソバ、魚介類、果物、ナッツ類など多様である


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牛乳アレルギーは食物アレルギーの一種で、牛乳中のタンパクに対する過敏症です。
牛乳中のカゼインとβラクトグロブリンという物質でアレルギーを起こします。
牛乳を放置すると上清と沈殿物に分かれて上清にβラクトグロブリンが沈殿物
カゼインが含まれます。ちなみにチーズはカゼインから作られます。牛乳だけではなく、
母乳中の微量アレルゲン、皮膚についた牛乳アレルゲン、ハウスダスト、局所
塗布薬にも牛乳蛋白が検出されます。

カゼインは下記のものにも含まれています。
化粧品、タンナルビン、ハム、ソーセージ等の豚肉食品 非発酵グレープジュース
などのフルーツジュース、ワイン、蒸留酒、ビール等

・牛乳アレルギーの発症時期と症状
牛乳アレルギーは生後まもなく(1ヶ月~3ヶ月程度)起きる場合が
多いようですが、大部分が生後2~6週間に発症し、哺乳力低下、下痢、
嘔吐などの消化器症状のほか、アトピー性皮膚炎、喘鳴、ときにはアナフィラキシー・
ショックを起こす場合があります。
牛乳アレルギーは6歳までには7~80%が治ると言われています。
また、9歳までには約90%の方が治るとの結果もあります。
 
・牛乳アレルギーの原因
上記のタンパクに対するアレルギー反応が関与することが多いとされています。
牛乳中のタンパクが摂取されることにより、腸管壁の肥満細胞のIgEと牛乳タンパクが
抗原抗体反応を起こし、その結果、肥満細胞よりヒスタミンが遊離され、腸管の
平滑筋収縮や血管透過性亢進が誘起されます。

食物アレルギーの特徴として、腸管粘膜の粘膜免疫機構の未熟な小児にその頻度が高く、
症状も重篤であることが挙げられます。最近ではアナフィラキシー型の食物アレルギー
患者も少なからず報告されています。食物アレルギーの原因食品として、
わが国として多いのは、鶏卵、牛乳、大豆製品です。

・牛乳アレルギーの治療
牛乳に含まれている20種類のタンパク質の内、カゼインやラクトグロブリンが
原因となることが多く、対策方法としては摂取を控えるのが一番です。
また牛乳の除去を行い、大豆乳や消化乳(ただし、大豆アレルギーに要注意)を
飲ませます。粘膜損傷が激しく、下痢が続く場合には中心静脈栄養が必要と
なる場合もあります。
牛乳アレルギーになった場合、その3割の方に大豆アレルギーの
合併症状もあることに注目しましょう。
大豆製品として、豆腐や納豆などは、日本では日常的な食事だけに、
原因を特定できないケースもありますので、気をつけましょう。
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